2020年3月29日(日)

ベーシック級の講習、試検を実施しました。
2020年3月28日(土)に、さをりの森にて、ベーシック級の講習と試検を実施しました。

新型コロナが世間を騒がしているので、スタッフも受講者も全員マスク姿で、さをりの森が監修・発刊している『SAORIの技法❶[応用編]』を見ながら座学を進めていきます。
この座学では、単にさをりの技術を学ぶだけでなく、さをり織り創始者「城みさを」のことや、なぜ「さをり」という名前になったのか。二枚綜絖である理由。さをりの織り機について等、様々なことを学びます。



講習は、基本からしっかりしていきます。
本当に基本的なところだと、シャトルの持ち方から。

上から被せるようにシャトルを持つと、投げるときに腕全体を使うようになるため、無駄な動きが増え、長く織るのも疲れてきますし、いろんな織り技をする際に不具合がでてきます。

下からすくうように持つことで、手首のスナップだけで投げることができ、簡易2色交差のとき等もスムーズにシャトルを動かすことができます。

ただ、こうしなさい。と教えるのではなく、なぜこうするか。こうするとどうなるか。をきちんと理解していただきながら講習を進めていきます。


講習が終わったら、検定前の自習時間。自分で取ったメモや、本をしっかり読み検定に備えます。

検定は、筆記と実技に別れて行います。

実技では、間違えたところをただ減点していくのではなく、ひとつひとつ理解できているかを確認し、手順が間違っていても、なぜそうではなくこうなのか。を説明しながら進めていきます。

筆記も、本を見ながら学んだこと、実技講習で実際に手を動かしたことを思い出しながら挑んでいきます。

全ての検定が終わって採点をし、結果発表!みなさま見事合格されました〜〜〜!おめでとうございます!

合格証・受講修了証をお渡しして、記念撮影★

受け取りあとは、筆記試験で間違ったところの答え合わせをしたりしながら、この日を終了しました。


さをりを自宅や教室で学んでいても、やっぱり心のどこかで「やり方はこれであってるのかな?」「この技すごい時間かかるけどもっと他にいい方法があるんじゃ・・」と思っている方が多いと思います。
また、人に聞かれたときに「こうだっけ・・?」「あってるかどうか不安」と思ってる人も多いと思います。
さをり技法検定では、さをりを楽しむにあたりそんな余計な思念を取り払い、自分の織りに自信をもっていただき、織りに集中していただきたいと実施しております。

より深く、さをり織りを学ぶために。
より合理的な技術を学び、感性を活かして楽しむために。

1人でも多くの方からの、申し込みをお待ちしています。


次回の検定は、5月30日(土) 31日(日)です。
詳しくは、検定日程のページをご確認ください。
さをり織り技法検定協会 〒594-1101 大阪府和泉市室堂町613-1 さをりの森内 0725-57-7022 :0725-57-7023 お問い合わせはこちら 営業時間:9:30~17:30 定休日:無(正月・盆のみ)